2017年1月22日日曜日

アーティスト: マーガレットキルガレン


今回紹介する方は昔のアーティストなんですが、
私の大好きなアーティストなので紹介したいと思います。

と、その前にある話をしたいと思います。
皆さんイラストにも流行りがあるってご存知ですか? え、そんなのあるのって思うんですが、実際あります。大抵人気イラストレーターがその波を作るんですが、もっと奥を覗いてみるとマスターピース的な存在が隠れているのです。
最近、よく見るのは唇の厚い女性のイラストです。これ結構いろいろなイラストレーターが描いているのを目にします。女性誌などでかなり多いですかね。ただ私が唇が厚い女性の絵と想像するならあるアーティストの絵を想像します。それが今回紹介するアーティストのマーガレットキルガレンです。



私が彼女の事を知ったのは映画を観てのことです。
今から八年位前かな、予告が面白そうで観たのがこの映画。


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この映画を観て衝撃を受けましたね。
内容は1990年代、アメリカの話で、スケボーを乗り回し遊びまくったり、ストリートペイントをしたり、いわゆる主流の社会からはみ出しているよういるような人達がアートシーンを変えていくというドキュメンタリーです。この映画、出ている人全てが今やアメリカでは伝説のアーティストなっています。
で、このドキュメンタリーで紹介される人の中でも異彩を放っていたのがマーガレットキルガレンでした。
マーガレットキルガレン。英語表記だとMargret kilgallen。(彼女はイラストレーターではなくアーティストです。)1967年10月28日に生まれ、主にサンフランシスコで活動し、2001年6月に他界しました。
本人です。

彼女の作品というのは、日本の「禅」の精神に影響があるといわれています。


上の作品も物や人をシンプルに描いています。満面のバラより一輪の花、日本的なそんな考えてが見えてきませんか?生産社会に静かに訴えるものがありますよね。
そして彼女のもう一つの特徴と言えば大胆なアメリカのクラフトワークが下地にある、レタリング(文字)です。

文字のおかげで、メッセージ性に加えて大胆さがありますね。色彩感覚も女性ならでは繊細さがあってとても綺麗です。

実は彼女の夫もアメリカのストリートアートシーンでは最も重要人物とも言われるバリーマッギーです。

いかがでしたでしょうか。今回紹介したのはサンフランシスコを中心に活躍したマーガレットキルガレンでした。死後さらに評価が高まっています。さらにチェックしてみるのもいいかもしれないですね。