2017年1月5日木曜日

風の歌を聴け



皆さんこのDVDの映画知ってますか?


そうです。村上春樹さんのデビュー作「風の歌を聴け」の映画版なんです。
小説はこれですね。
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田舎に帰って来ている私なんですが、ちょっとDVDの棚を整理していたら、数年前に買ったこのDVDが出てきました。
私は、村上春樹さんの作品が好きで、八割くらいは読んでいるのですが、その中でもやはりというのはこの作品。数年前に映画化されたDVDがあると知って買っておいたのでした。

映画が製作されたのは1981年。映画の主演はあの小林薫さんです。ヒロインは真行寺君枝さん。私は当時生まれていないので、真行寺さんは存じ上げなかったのですが、この方物凄い雰囲気あります。いい意味と悪い意味で影を持っているなぁという感じ。はまっていると思います。

この作品を知らない方もいるかと思うので少しの説明をするとアマゾンでは

1970年の夏、海辺の街に帰省した<僕>は、友人の<鼠>とビールを飲み、介抱した女の子と親しくなって、退屈な時を送る。2人それぞれの愛の屈託をさりげなく受けとめてやるうちに、<僕>の夏はものうく、ほろ苦く過ぎさっていく。

という説明。

まあ簡単に言うと青春映画なんですが、ただの青春物語ではないです。
村上作品を読んだことがある方はわかると思いますが。登場人物の冷めた感情表現、比喩表現、アメリカの匂いがする文章、これらのおかげで他の作品とは確実に違いがあります。

で、個人的に感じたのはこれかなり小説に忠実な映画です。これには結構驚きました。シーンの移り変わりもあまり削ってない印象。ちゃんとジェイズバーにも落花生の殻がちゃんと落ちてるんですよね(笑)
ただこの映画はメジャー映画ではないです。確実にアート映画です。メジャー映画の良さは何と言っても見やすさ。それはこの映画にはないんですが、小説を読むように観ればかなり楽しく見れるんじゃあないかと思います。まあファンだったら観て損はないでしょう。

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後最後に、小林薫さんて村上春樹さんに少し似てる(笑)